有線か無線か?最適なゲーム用ヘッドセットを考える

ゲームのサウンドがないと、ゲームへの没入感は弱くなり、面白さが半減します。BGMや音声、コマンド音や効果音など、あらゆる音を快適に聞くためには、適切なゲーミングヘッドセットが不可欠です。

しかしAmazonや楽天などで調べてみると分かりますが、ゲーミングヘッドセットにはたくさんの種類があり、その選択肢の多さから判断が難しくなっています。

ゲーミングヘッドセットに限らず、何かを購入する際には十分な下調べが必要です。少し面倒で、時間ばかり使ってしまうこともありますが、より快適なゲームをするためには必要なプロセスです。 

この記事では、ゲーミングヘッドセットを購入する際に何に気をつけるべきかを伝えします。あなたの快適にゲームができる環境作りを後押しできればと思います。

ワイヤレスと有線はどちらを選ぶべきか

最初に考えることは、接続方法が「有線か」「ワイヤレスか」です。どちらにも長所と短所があります。 

有線の長所:

  • 音質が良い
  • 安価
  • 充電を気にする必要がない

有線の短所:

  • 使用する場所が限られる
  • ケーブルがゲーミング環境をゴチャゴチャとした煩雑な空間にする

ワイヤレスの長所:

  • 自由な位置で使用できる
  • ケーブルの煩わしさを感じない

ワイヤレスの短所:

  • バッテリーを気にする必要がある
  • 高価

以上の長所と短所を踏まえて、適切なユーザーを考えてみましょう。

PCでゲームをする人は通常デスクでゲームをするため、有線が快適でしょう。机から近いところの椅子に座っているので、ケーブルが届かないことはまずありませんし、取り入れも簡単です。バッテリーのことを気にする必要もなければ、良い音質を安い価格で聞くことができます。

PlayStationやNintendoSwitchなどでゲームをする人にはワイヤレスのほうが使いやすいでしょう。これらのゲームはリビングなど広い部屋でプレイすることが多く、多少離れている場所でも快適に音を聞くことができます。友達と会話をしながら冷蔵庫にジュースを取りに行くこともできます。またXbox、PlayStation、およびNintendoSwitchなどの機器はすべて省電力なBluetooth接続に対応しており、長時間連続でゲームを楽しむことができます。

これらからも分かるように、有線か無線かを選択するのはゲームの機器や状況というよりも、プレイする環境だと言えます。ただなんとなく「ワイヤレスがかっこいいから」という理由で選ぶと、無駄なお金を払ってしまうかもしれません。あなたがゲームをしたい環境にはどちらが合っているか、また

サラウンドサウンド(立体音響)

多くのテレビのスピーカーにはサラウンドサウンド機能があります。サラウンドサウンドは、実際の環境と同じように様々な方向から音が聞こえるように調整することで、より没入感のあるゲームが可能になります。

以前までは、イヤホンやヘッドホン、ヘッドセットなどはこのような機能なく、一方向からのみ耳に音を届けていたため、「スピーカーで聞くよりも音質が悪いもの」と位置づけられていました。しかし近年ではサラウンドサウンドが可能なヘッドセットが当たり前になってきています。

サラウンドサウンドがあるヘッドセットでは、音がさまざまな方向で鳴っているように耳に入るため、より自然に聞こえます。特にFPSやTPSのシューティングゲームでは敵の足音や銃声、効果音が聞こえる方向を察知できるため、索敵に欠かせない機能の1つになっています。 

個人的には、このゲームをやるからサラウンドサウンドは必要ある・必要ない、ということはなく、予算が合えばぜひこのサラウンドサウンドがあるヘッドセットを選ぶべきだと思います。実際、多くのゲームでサラウンドサウンドがあることを前提に音楽が作られていたり、ソフトやゲーム上で平面的な音を立体的に変える機能が標準的に備わっていることが多いです。ゲームをより快適に没頭できる環境にするために、最も考慮して購入するべきでしょう。

ノイズキャンセリング機能

特にオンラインでボイスチャットを使ってゲームをするユーザーにはマイクはとても必要なツールです。ゲーミングヘッドセットにはイヤーマフ付近に付属しているタイプかケーブルの途中に付属しているタイプのいずれかのマイクがあります。

まずはマイクの可動域がどのくらいあるかを確認しましょう。ケーブルの途中についているマイクなら「クリップ」がついているかや、何cmのところにまいくがあるか。ヘッドホンのマイクブームについているものは、どのくらいの角度まで動かせるのか、また格納できるかなどを確認して自分の顔にフィットするものを選びましょう。

よりクリアな声を相手ユーザーに届けたいのであればマイクに「ノイズキャンセリング機能」のついたヘッドセットを使ったほうが良いでしょう。この機能があると、周りの生活音やキーボードの打鍵音、服の擦れる音など、不必要な音をカットしてくれます。とはいえ別途ソフトウェアを使ってある程度補正することもできます。

ちなみにマイクの種類には大きく「コンデンサーマイク」と「ダイナミックマイク」の2種類が存在します。コンデンサーマイクのほうが品質がいいものですが、多くの電力が必要になるため、ヘッドセットに付属しているマイクは基本的にダイナミックマイクです。もし、You Tubeで配信するなど音質に拘るのであれば、高品質なコンデンサーマイクを別途準備したほうが良いでしょう。


快適さ

ヘッドセットを購入するときに最後に考えることは、「快適さ」です。

ほとんどのヘッドセットは、装着してすぐは「特に違和感なく聞ける」と感じるでしょう。しかしそれが不快に感じたり頭が痛くなってくるのは、4時間か5時間くらいつけっぱなしでプレイしたときです。特に耳がヘッドホンから押さえつけられるようなものを使ったことがある方は、快適さの重要性は身にしみているでしょう。 

イヤーマフ

まずはスピーカーの周りのイヤーカップにしっかりとパッドが入っていることを確認してください。薄くペラペラのものは短時間で耳が痛くなったり、音漏れが激しい場合があります。できれば実物を掛けて見ることが一番いいですが、ネットで購入する場合は実際に付けている商品画像やレビューを見つけて耳の部分を拡大して見てみましょう。イヤーマフがやや潰れているように感じたら要注意です。

材質

素材も快適さのための重要な項目です。一見良さそうに見えて落とし穴があるのは革製です。革は確かに耐久性があり、かっこいい見栄えですが、湿気で耳が蒸れる場合があります。可能なら革以外で、できるだけ柔らかい素材のものをおすすめします。 

残念ながら、ほとんどのゲーム用ヘッドセットは安価なプラスチック製です。一部に硬質プラスチック製が存在し、それらは十分な耐久性を持っています。いずれにせよ、ヘッドセットの中央部や内部に金属製のワイヤーフレームを備えたヘッドセットを選ぶことをお勧めします。これにより、ヘッドセットの割れを防ぎ、ある程度柔軟ににしなるヘッドセットとなるのです。

サイズ

ヘッドセットは商品によってサイズが違います。「音質や価格など他の条件を満たしていても、実は女性用で小さかった。」ということもよくある話です。自分の頭の大きさを理解して、どのサイズのヘッドセットが快適かを事前に知っておくのがベストでしょう。

 馴染んでいくことも

ものによっては使っていくうちに馴染んでいき、より快適に、そしてより密閉性の上がるヘッドセットも存在します。これを購入時点で見分けることは難しいですが、少なくとも押さえつけられる感覚があるものはあなたに合っていません。タイトすぎず、ゆるすぎず、できるだけ頭や耳にフィットするものを選んでいきましょう。そして馴染むことを考慮しておきましょう。

デザイン

ヘッドセットの形やカラーには非常に多くの種類があります。ゲーミング環境の雰囲気やコーディネートなどに合ったピッタリのヘッドセットを見つけてください。自分好みのカラーにコーディネートしたり周りのみんなと一緒のデザインで統一感を出したりしてもいいでしょう。

予算

価格だけで商品を決めることはあまりよくありませんが大抵は1万円以内で品質の良いゲーミングヘッドセットを買うことができます。 本当に品質の高いヘッドセットは2万円以上することが多いですが、高いからといって必ずしも良いヘッドセットであるとは限りません。

特に1万円以内で探している場合は有線ヘッドホンをお勧めします。 ワイヤレスに比べ有線は品質の高いものが安価で販売されておりデザインも豊富です。限られた予算で快適実現するには 何かを妥協する必要があるかもしれません。例えば リビングでゲームをする時には有線ヘッドセットに延長ケーブルを使うことも考えたほうが良いでしょう。

まとめ

  • 有線かワイヤレスかは、ゲームをする環境で決める
  • 有線のほうが音質のいい安価なものが多い
  • イヤーマフやサイズ、素材などで快適性を考える
  • 自分のスタイルに合ったデザインを決める
  • 1万円以内でそこそこ質がいいヘッドセットは買える
  • 高い=良いわけではない