地層処分ポータル

各地でいただいたご質問にお答えします

Q1 長期にわたっての安全をどのように確認していくのですか?

 地層処分に求められる安全確保の期間は数万年以上と非常に長く、実験などで直接的に確かめることはできません。
 そこで地層処分では、コンピュータシミュレーションによって予測を行い、これに基づいて安全性を評価しています。
 シミュレーションによる予測計算では、将来的に起こりそうな現象を幅広く想定した上で(シナリオ設定)、それぞれの現象を数式に置き換え(数学モデル)、また、用いるパラメータの値に幅を持たせたり、保守的(厳しめの結果になるような設定)に仮定するなどして将来の安全性を評価しています。
 こうした手法は諸外国でも用いられてますので、シナリオ設定やシミュレーションプログラムの開発・検証などは、国際的に連携・協力をしながら進めています。

作成:原子力発電環境整備機構

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Q2 万一の事態にも安全が確保されるような対応はできているのですか?

 火山や大規模な断層に関しては、3段階のサイト調査で詳細な調査を行い、それらを回避して処分場を設置することにより、閉鎖後の長期安全性に対する影響を排除します。しかし、念には念を入れて、科学技術的な知見に基づけば発生するとは考えられないような事象についても、あえてそれが発生したと想定し、コンピュータ・シミュレーションによってその影響度合いを計算することにより、安全が確保される施設であることを確認します。こうした評価により、十分に裕度を持った施設になるよう配慮することで、万一の事態にも対応できると考えています。
 例えば、断層活動については、地表に到達するような大断層が閉鎖後1000年後に処分場を横切るように新たに発生し、ガラス固化体中の放射性物質が断層を介して地下水と共に人間の生活環境にもたらされるという想定をした場合でも、被ばく線量が約10μSv/年(自然放射線の約240分の1)であるという計算結果が得られています1)

1) K. Miyahara et al. 2008, What-if? Calculations to Illustrate Fault-Movement Effects on a HLW Repository, Proc. of IHLRWM2008, pp.593-599.

作成:原子力発電環境整備機構

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